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招き猫の基礎 2026.09.05

3. 右手と左手、どっちを上げる?招き猫の手に込められた意味

招き猫を選ぶとき、最初に気になるのが上げている手です。右手、左手、そして両手。それぞれの姿には、どのような願いが込められているのでしょうか。…

3. 右手と左手、どっちを上げる?招き猫の手に込められた意味

招き猫を選ぶとき、最初に気になるのが上げている手です。右手、左手、そして両手。それぞれの姿には、どのような願いが込められているのでしょうか。

右手は「お金や福」を招く

一般に、右手を上げた招き猫は金運、財運、福を招くといわれます。売上や事業の成功を願う店や会社だけでなく、家庭に幸運を迎えたい人にも選ばれています。

ただし「右手は家庭用」と説明される場合もあり、意味は必ずしも一つではありません。大切なのは、自分が招きたい福を思い浮かべて選ぶことです。

左手は「人やお客様」を招く

左手を上げた招き猫は、人、客、良縁を招くとされます。飲食店や小売店の店先に置かれることが多いのはこのためです。

現代では、お客様だけでなく、友人、仕事仲間、恋愛や結婚の縁など、広い意味で「良い出会い」を願う猫としても親しまれています。

両手上げは福と人を同時に招く?

両手を上げた招き猫は、お金と人の両方を招く縁起のよい姿とされます。一方で、両手を上げる姿が「お手上げ」に見えるため、好まない人もいます。

縁起物の解釈は、言葉遊びや地域の感覚によって変わります。両手上げを力強い祝福と感じるなら、それが持ち主にとっての正解です。

手を高く上げるほど、遠くの福を招く

耳より高く手を上げた猫は遠くの福を、顔の横で控えめに上げた猫は近くの福を招く、という説明もあります。高く上げた姿は遠方のお客様や大きな機会を、低く上げた姿は身近な人との縁や日々の幸せを願うものとして選ばれます。

これも厳密な古来の規則というより、招き猫文化の中で育った解釈の一つです。

海外では「手を振る猫」に見える理由

日本で人を招くときは、手のひらを下に向け、指を自分のほうへ曲げます。そのため招き猫の手のひらも前または下向きに表現されます。

一方、欧米では手のひらを上に向けて指を動かす招き方が一般的です。初めて招き猫を見る旅行者には、招いているのではなく「さようなら」と手を振っているように見えることがあります。海外向けに手のひらの向きを変えた招き猫も作られてきました。

どの招き猫を選べばよい?

  • 商売の売上や金運を願うなら、右手
  • 来客、出会い、良縁を願うなら、左手
  • 両方の福を願うなら、両手
  • 遠くから大きな福を招きたいなら、高く上げた手
  • 身近な幸せを大切にしたいなら、控えめに上げた手

ただし、最後は猫の表情や作り手の説明、自分が感じた印象を大切にしてください。招き猫は願いを押しつけるものではなく、自分が迎えたい未来を形にする縁起物です。

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