招き猫の魅力を深く知るなら、実際に寺社、産地、美術館を訪ねる旅がおすすめです。ここでは、発祥伝説から焼き物の町まで、日本各地の代表的な15ス…

招き猫の魅力を深く知るなら、実際に寺社、産地、美術館を訪ねる旅がおすすめです。ここでは、発祥伝説から焼き物の町まで、日本各地の代表的な15スポットを紹介します。
※拝観時間、休館日、展示内容、祭りの日程は変更されるため、訪問前に必ず各施設の公式情報をご確認ください。

井伊直孝を猫が招いたという伝説で知られる寺です。招福殿の周辺には、願いが成就した人々が奉納した白い招福猫児が並びます。小判を持たない、素朴な姿にも注目です。
浅草北部の今戸は、招き猫の祖形とされる丸〆猫や今戸焼にゆかりの深い土地です。神社だけでなく、隅田川沿いの町を歩き、焼き物が生まれた地形を感じるのがおすすめです。
1852年の史料や浮世絵には、浅草寺周辺で猫の土人形が販売されていた様子が残ります。現在も土産物店でさまざまな招き猫に出会える、「招き猫を買う文化」が続く町です。
太田道灌を猫が導いたという伝説が残り、「猫寺」とも呼ばれます。猫地蔵は一般公開の時期が限られる場合があるため、事前確認が必要です。
青梅の商店街では猫を生かした町おこしが行われ、住吉神社には町の繁栄を願う猫の守り神が祀られています。昭和の町並みと猫のアートを一緒に楽しめます。

豪徳寺から招福観音の分身を迎えたとされる、招き猫ゆかりの寺です。地方へと広がった猫の信仰を知る場所として興味深い存在です。

名鉄常滑駅からやきもの散歩道へ向かう道には、巨大な招き猫「とこにゃん」や、作家による多様な御利益陶製招き猫が並びます。町全体で招き猫を楽しめるスポットです。
窯、煙突、土管、焼酎瓶が残る常滑の産業景観を歩くコースです。なぜ土管の産地で量産型の招き猫が発展したのか、町を歩くことで理解できます。
全国各地の招き猫を比較できる専門施設です。瀬戸は明治30年代に磁器製招き猫の量産を始めた土地とされ、細身の古瀬戸型から現代作品まで、造形の変化を学べます。
例年9月頃に開催される、町を挙げた招き猫の祭典です。作家作品を集めた「にっぽん招き猫100人展」、絵付け体験、猫にちなんだ商品や食事などが楽しめます。
常滑焼の歴史と現在の製品に触れられる施設です。丸い顔、大きな目、大きな小判を持つ常滑系招き猫と、産地のものづくりを結びつけて見ることができます。

主夜神尊と黒い招き猫で知られる寺です。黒招き猫は魔除けや夜を守る存在とされ、白や金とは異なる招き猫信仰に触れられます。公開状況を確認して訪れましょう。
古民家を生かした館内に、伝統的なものから現代アートまで多彩な招き猫が展示されています。見るだけでなく、絵付け体験が行われることもあります。

「猫神さま」として知られ、多数の招き猫が奉納される神社です。勝負、合格、願い事の成就を祈る参拝者が訪れ、境内の至るところで猫に出会えます。
宝くじ当選祈願で知られる島の神社です。島では猫が幸運の象徴として親しまれ、招き猫や「福を招く猫」に出会う旅として人気があります。

東京では発祥伝説と江戸文化、愛知では産業と量産技術、京都や徳島では寺社信仰、岡山では美術としての招き猫に出会えます。
一体の置物だけを見るのではなく、その猫が生まれた町、素材、祈りを知る。そうすると招き猫は、かわいい土産物から、日本各地の歴史をつなぐ文化の案内役へと変わります。